感染制御部

感染症の原因となる微生物(病原体)には人から人に感染するものがあります。また、手術や抗がん化学療法など身体に大きな影響が加わる状況では感染症を発症しやすくなります。院内感染対策の大きな目的は、病院内で発生する感染症を予防するとともに広がりを防ぎ、患者さんが安心して医療を受けられる環境を整えていくことです。東京科学大学病院感染制御部では、関係各部門と連携を取りながら多職種のチームで取り組んでいます。

 

さらに、近年大きな問題となっている薬剤耐性(AMR)対策のため、抗菌薬適正使用の推進に取り組んでいます。感染症内科と感染制御部が一体となり、抗菌薬使用状況を把握するとともに、感染症治療の適正化を通じてAMRの抑制と治療成績の向上をめざしています。