薬剤耐性
薬剤耐性(AMR)とは抗微生物薬の効果喪失を指し、特に細菌のAMRは世界的に深刻化しています。AMRの進行は感染症治療を困難にし、医療全体に影響を及ぼします。WHO「グローバル・アクションプラン」(2015)や日本政府の「AMR対策アクションプラン」(2016)が策定され、多角的対策が進行中です。
医療機関では、手元の抗菌薬を適切に使い増加を抑え、感染対策で拡大を防止します。適切な感染症診療と処方改善を行う Antimicrobial Stewardship Program(ASP)を実践・研究し、私たちはAMR抑制に貢献しています。
オンライン教育モジュール
抗菌薬適正使用プログラムについて実践的に行う上での教育の機会が国内では不足をしている現状があります。
そこで、MSD株式会社 (公募型)医学教育事業助成をいただき、抗菌薬適正使用プログラムについて実践的なコンテンツを作成し、公開中です。
抗菌薬適正使用プログラムオンライン教育コース(ASP-IDEA)
前半コース 2024年8月1日開講
後半コース 2024年9月2日開講
アドバンスコース 2024年10月1日開講
https://sv1.smart-cme.jp/template-pages/asp-idea
また、同様の取り組みとして、大阪大学感染症教育コンテンツ配信サイトもございますので合わせてご利用ください。
アプリケーション
当分野では抗菌薬と感染症に関する医療従事者用のスマートフォンアプリを開発中で、近日リリース予定です。
資料
私たちは行政機関など関係者とともに薬剤耐性に関連した取り組みを進めています。作成に関わった資料の一部を紹介します。
厚生労働省