SNAP Trial
2025年7月、東京科学大学は、世界規模で実施されているStaphylococcus aureus Network Adaptive Platform (SNAP) Trialに、日本における参加施設として加わりました。日本国内の研究の調整を担う事務局の役割も担っています。
SNAP Trialとは:
治療の「今」と「未来」を同時に変える、革新的な臨床研究
SNAP Trial は、世界中の医療施設が共通のプロトコルで連携し、複数の治療薬や治療戦略を並行して評価するアダプティブプラットフォーム試験 (Adaptive Platform Trial) です。黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)菌血症の患者の転帰を改善することを目的とした、革新的な「アダプティブプラットフォーム試験」です。2022年2月の開始以来、2025年11月時点で全世界で5,000名を上回る方が参加されています。
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項目 |
詳細 |
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目的 |
黄色ブドウ球菌菌血症に対する最も効果的で安全性の高い治療法を迅速に特定する。 |
特徴 |
従来の試験よりも柔軟で効率的な設計により、効果のない治療を早期に除外・中断し、有望な治療に資源を集中できるため、より早く、より多くの患者様へ最適な治療法を届けることができます。 |
グローバルな参加 |
オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、カナダ、イスラエル、南アフリカ、日本、ヨーロッパ、イギリスなどの国・地域が参加する大規模な国際共同研究です。 |
東京科学大学の役割 |
日本における中核的な参加施設として、国際標準に基づいた厳格な試験実施とデータ収集を担い、アジア地域における研究推進に貢献してまいります。 |
